【F1】栄光を取り戻せないマクラーレン ホンダとの離別は必然の帰結だった

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1: 2018/06/17(日) 12:02:35.91 ID:CAP_USER9

 F1の世界で長年、問われ続けてきた疑問がある。

 それは「F1マシンにおける全体的なパフォーマンスにおいて、車体とエンジン(パワーユニット)、そしてドライバーが担う割合はどれくらいなのか?」というものだ。

 各チームがそれぞれオリジナルの車体を製作し、チームによって異なるエンジンを搭載して戦うF1では、勝敗を左右する要素として車体、エンジン、ドライバーの3つが挙げられ、その割合がそれぞれどれくらいあるのかが、常に問われてきた。

 2年前、当時フェラーリのテクニカルディレクターを務めていたジェイムズ・アリソンは、現代F1での全体的なパフォーマンスについて、次のような見解を示していた。

 「現在の状況では車体とパワーユニットがそれぞれ40%ずつで、ドライバーの力量は残りの20%にすぎないと思っている」

 F1のエンジンがパワーユニット(PU)と呼ばれるようになり、メーカー間の性能差が大きく開いたため、かつてはそれほどパフォーマンスに大きな影響を与えていなかったPUの割合が、ドライバーの力量よりも大きくなったことを表すコメントだった。
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■個々の性能を足し算しても意味はない。

 だが、あるF1チームのエンジニアは、「この割合を数値化することはできないし、意味もない」と言い、こう続けた。

 「例えば、現在最強と言われているのはメルセデスのパワーユニットだが、それを搭載するチームの中で勝っているのはワークスのメルセデスだけ。(メルセデスPUを使用する)ウイリアムズもフォース・インディアも、この5年間一度も勝っていないじゃないか。エンジンもパワーユニットも車体に搭載されて初めて性能を発揮する。だから、個々の性能を足し算することはできないし、意味はない」

 かつてホンダが16戦15勝というF1史上最高勝率を記録した1988年も、ホンダは15勝を挙げたマクラーレンとともに、ロータスにもエンジンを供給していた。
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■ホンダ搭載時よりパフォーマンス低下?

 だが、ロータスは1勝もできなかっただけでなく、コンストラクターズ選手権で2位のフェラーリと、フォード・エンジンを搭載する3位のベネトンの後塵を拝した。これもまた、個々の性能の足し算ができないことを表す結果だった。

 今年のカナダGPも、そのことをよく表すグランプリとなった。昨年までホンダのPUを搭載し、今年はルノーに切り替えたマクラーレンが、今回もストレートスピードに苦しみ、低迷したのだ。

 F1マシンの性能が最もよく現れるのが予選でのパフォーマンスだと言われている。長丁場のレースとは違ってタイヤを労わることなく、ドライバーが思い切ったアタックを行うからだ。

 その予選で今年のマクラーレンはフェルナンド・アロンソが14位、チームメートのストフェル・バンドーンも15位に終わった。昨年、ホンダを搭載していたときの予選順位が12位(アロンソ)と16位(バンドーン)だったから、それよりもパフォーマンスは低下していたこととなる。

■「車体は最強」と喧伝していたが。

 もちろん、今年になってホンダがルノーを上回る性能になったわけではない。カナダGPではホンダもルノーも新しいスペックのPUを投入してきた。しかし、関係者の証言によれば、その差は縮まったものの、依然としてホンダは4社あるPUマニュファクチャラーの中で最後方にいるという。

※省略

■PUの性能を引き出すのが仕事であり実力。

 逆にライバル3社に後れをとっているホンダPUを搭載するトロロッソのピエール・ガスリーは、このレースで最後列からスタートしたものの、こう言ってホンダを称えた。

 「今年初めてハース(フェラーリPU)とフォース・インディア(メルセデスPU)をオーバーテイクして楽しかった」

 「個々の性能を足し算することはできないし、意味はない」と語ったエンジニアは、こう言う。「パワーユニットの性能を引き出すのは、チームの仕事であり、それが実力。チームがパワーユニットを批判するのは責任を外部に転嫁しているか、性能が引き出せない原因がわかっていないかのどちらかだ」

 マクラーレン・ホンダの離別は、過去の歴史を知るファンにとっては残念な結果だった。だが、マクラーレンとホンダの双方が現実を見つめるうえでは、避けては通れなかった当然の帰結だったのかもしれない。

6/17(日) 9:01
Number Web
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180617-00831090-number-moto&p=1


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【F1】栄光を取り戻せないマクラーレン ホンダとの離別は必然の帰結だった
Source: 車速報

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